カコログ!

絵師カコのiTunesと音楽中心メモ。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

普通の世界へ

もう普通の世界に戻って、人生を続けなければ。

そんな感じだと思ったけど、どうだろう。DuranDuranが92年だか93年かその辺に出したアルバムに入っていた「Ordinary World」という、ちょっと一般に流行った曲があった。当時DuranDuranがDuranDuranとしてアルバムを出したことで、ちょっとした話題になったと記憶している。

私が全てを捨てなければならなかった頃。

元々縁のなかったはずのもの、運命に逆らってしがみついてきた何かというものは、後で思えばかなりの初期から嫌な感じを伴い、何かにつけて壁に当たるような感覚があったというものだ。そういうものは努力を繰り返して年月の重みで何とかなってゆくように見えたとしても、未練があろうと無かろうと、捨てるしかなくなる時が必ず来る。

もう過ぎた日に泣いてすがるのはやめにしなければ。
普通の世界が広がっている。
生きて行くために、思い知らなければ。

それが例えばDJ EMMAと私を、例えば小町渉と私を、人生の勝者と敗者に分けた。
それでも私は間違ってはいなかったし、それしか取るべき道はなかったのだと思っている。ゼロに戻るしかなかった。それが私にとって一番の、いや唯一の、幸福への選択肢だったのだと今も感じる。

93年の夏が、ロングスリーブに上着の手放せる日が数日間しかないほどの冷夏だったことを覚えている人はいるだろうか。連日の雨。この世の終わりのようだったあの夏のことを、この曲を聴くたびに思い出す。
今日のように中途半端に寒く、雨の降る日には、実感を伴って思い出される。

愛する者よ、貴方は今、あの頃の私と同じ場所に立っている。
私は恐らく貴方の数倍の長さの人生を生きている。でなければ、貴方のそばにはこんなに揺るがずに留まってはいられなかったろう。
あの頃の私は孤独だった。
けれど貴方には今、私がいる。
そのことの意味を、私を失うことで思い知るのだけは、避けて欲しいと願っている。
今、あの頃切り捨てなければならなかったものが、やんわりと私を包囲し始めている。貴方に捨てられるであろう私を受け止める準備が始まったかのようにそれは遠巻きにではあれ私の世界に戻って来ようとしている。
けれどそれでも私は貴方との孤独を選ぶ。これこそが愛という物なのだろうと今では思う。この私の詭弁を、貴方は憎む。それでも私には判っている、貴方が貴方のために本来選択すべき物が何であるのかが。そのためには私は自分自身の選択の余地を捨てる。たとえ貴方がこの先の選択を間違うとしても。
それが愛という物なのだと今は解った気がしている。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://starchaser.blog27.fc2.com/tb.php/46-10ad2651

 | HOME | 





カコのおすすめポッドキャストが聴けるヨ!



Calendar

« | 2017-04 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

カコ

カコ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。